Hyvinkään vinttikoirarata |
Dog Race, Hyvinkaa, Finland |
photo by Kari Gröhn
ヒュビンカという町はヘルシンキから出かけるとすれば1時間程度かかるでしょうか。そのヒュビンカの森の奥にあるドッグレースに行ってまいりました。ドッグレースというだけあって、いたるところ犬だらけ、犬好きの人なら思わず犬と一緒にはしゃぎたくなるかもしれません。 ところで、レースというからには犬だって勝手に走るわけにはいきません。何事であれ、試合というのは公平でなくちゃね。ではいったい犬をどうやって走らせるのでしょうか。それは目の当たりにして納得しました。犬というのは動くものを追いかけていく習性があるのですね。その習性を利用し、レース場の柵に沿って、ハタキの先っぽのようなものを機械で動かしていくのです。犬はそのひらひらした布を追って一斉に走り出します。もっとも、中には途中で、「あれ、なんだって走ってなんかいるんだろ」とふとばからしくなってやめてしまう犬も、たまにいます。 しかしグレイハウンドの最終戦に残った犬たちはさすがに試合慣れしていました。スタートからして気構えが違います。この中にはドッグレースの本場、アイルランドで訓練を受けた犬もいたとか。480メートルのコースで全員すばらしい走りっぷりを見せてくれました。 フィンランドでは一般にドッグレースでお金を賭けることはいたしません(一部では行われているようですが)。このレースはオーナーたちの参加費でまかなわれ、それに加えて獣医師会とドッグフードの会社もスポンサーになっているとのことです。そういえば賞品の一部には何回分かの診察券というのも含まれておりました。そう聞いて、「そいつぁ、ありがたい」、と犬が喜んだかどうかそれは定かではありませんが。 |
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